最近限定カラーでマットチャートのルアーを手に入れて思ったんです。これそんなに塗るの難しくないんじゃ…?
そんな思い付きから始まった初めての缶スプレー塗装、自分で適当に調べてそれなりに苦労しながら無事に完成したので記録に残しておこうと思います。
以前ボロボロのタイニークラッシュを手に入れて、マニキュアで雑に塗ったものを持ってたので今回はこれを塗ります。
ちなみにマニキュアはシルバーを側面に、ホワイトを底面に塗りました、マニキュアはお手軽ですけど、やっぱりボコボコになってしまってカッコ良くはないですね。
最初に揃えたい必要な物
左から
・燃料用アルコール
・耐水ペーパー
・蛍光色用の下塗りスプレー(ホワイト)
・蛍光色スプレー(レモン)
左から
・プライマー
・トップコート用のつや消しクリア
工具類等(100均で購入)
・カッター
・ロッキングプライヤー
・針金
塗装剥がし(アルコール)
色々と調べてみると、比較的安価で簡単そうな方法が燃料用アルコールに漬けて剥がす方法。
アルコールもアウトドアで文字通り燃料用に使えるので無駄にもなりませんでした。
サランラップとキッチンペーパーを重ねて置き、キッチンペーパーにアルコールを染み込ませてルアーの表面を覆います、アルコールはキャップに4杯くらい使いました。
ルアー自体のプラスチックにもダメージがあるので、長くても1時間くらいにしておいた方が良いみたいです。ヒビ割れたりするらしい。
1時間置くと、塗装がボコボコと浮いてきました。
指で削ぎ落とせるだけ削ぎ落とすも、そこまで塗装は剥がれていませんでした…こんなもん?
特に背の部分。
アルコールの2度漬けは禁止らしいので(ルアーダメージが大きい為)ここからはカッターでせこせこ剥がしました。
今思えば、ビッグベイトならルアーも肉厚なので、もう少しくらいは漬け込んでいても良かったかなと思います。
ルアーの表面を滑らかにする
塗装後の仕上がりの滑らかさを美しくする為に耐水ペーパーで磨いていきます。
これも調べたところ、やり過ぎるとキリがないので、400番→1000番→2000番の順で仕上げます。
写真の見た目以上に滑らかでツルツル気持ちいいです
フックサークルがかなり深かったので消すほど削るのは怖いのでやめました。
中性洗剤で洗うとこんな感じ
ピカピカで気持ちいいです。何度も塗装されてる方からみるとそうでもないんでしょうが笑
洗った後はもう素手では一切触りません、塗装の密着が悪くなります。
下地塗装(プライマー)
下地塗装にこのプライマーを使いました。
多くの方がおすすめされていたミッチャクロンという商品はなかなか高く、これ以外に塗装したいルアーも今の所なかったので口コミ評価も悪くないので選びました。
プライマーは商品名の通り塗装の密着を良くする為の物で、軽い気持ちで始めたのでどうするか迷いましたが、どうせなら長持ちして欲しいので使いました。塗料のルアー本体へのダメージも軽減してくれるそうです。
塗装のコツですが、とにかく缶スプレーの説明書き通りの距離を離して(30cmくらい)、薄く薄く塗る事。色んな方の記事を読みましたが、塗装→乾燥→塗装で2度塗りくらいにしておくのが無難みたいです。
クリアの下地塗装をすると、クリアボディに透明感が出て、このままでも良いかもと思う輝きになりました。
ちなみにアイシールは安全ピンでキワをほじくると意外と簡単に外れました。最初はそのままマスキングで行こうとしてました、、外して良かった笑
ルアーを乾かすのに段ボールと針金を使ってこの様にしていましたね、ホコリがつかない様に布を被せていました。
下地を厚塗りし過ぎて垂れてしまっている。。。
薄塗り推奨です。
下塗り(ホワイト)
蛍光イエローの発色を良くする為には、ホワイトは必須みたいです。
こちらも薄塗り意識で距離を保って、塗装→乾燥→塗装。
耐水ペーパー頑張ったお陰で綺麗です。
塗装(レモン)
ついにメインカラーの蛍光イエロー(レモン)を塗ります。
重ね塗りの注意点として、色流れというのがあるみたいです。厚塗りをしてしまうと、塗料の中の溶剤が下地(今回の場合ホワイト)の塗料を溶かして蛍光色が滲んでしまうんです。
今回の塗装では初めてということもあり、少し滲んでしまった箇所があったので、注意点として書かせていただきました。
対策はとにかく薄塗り、スプレーの距離を適正に、この2つです。
そんな注意点をイマイチ理解せずに塗るも、概ね満足な発色になりました。
途中経過の写真撮ってませんでした。。
トップコートとアイ周り
トップコートの前に黒のマニキュアでアイメイク。缶スプレーでは細かな塗装は難しいのでマニキュアを選択しましたが、一気に雑味というか素人感出ちゃいました笑
ちょうど目の上の黒くくすんでるのが色流れです。
この目、何かに似てる…。
トップコートもとにかく薄塗り!
薄塗りと適正な距離!大事です。
ちなみに乾燥はスプレー缶に書いてあるのでそれに従いましたが、違うスプレーを使うタイミングでは丸一日置きました。
完成!!
遂に完成したチャートタイニー!!!
なかなか良くないですか?視認性抜群のマットチャートカラー。シーバスにはかなり使いやすそうです。
そしてどこかで見たことある目。
!!!
ナルトだ笑
という事で、カラー名は「仙人モードチャート」と命名!(わかる人にだけ伝わればいい笑)
この変わりようは一気に所有欲や達成感を感じさせてくれますね。
ちゃっちく見えるかもですが本人は大のお気に入りです。
初めての缶スプレー塗装まとめ
自塗装のコツ
工程を省かない事。
スプレー缶の距離と薄塗りを意識。
大まかにこの2つに尽きますね笑
工程を省くと出来栄えに直結します、せっかくスプレーや道具にお金をかけるならお気に入りにしたいですよね。
まんべんなく塗ろうとすると、つい一度に塗りすぎたり、スプレーが近くなりすぎたりしますが、ぐっと我慢して薄塗りと距離感を忘れないようにしましょう。今回自分は厚塗りのし過ぎで若干色流れしてしまいました。幸い単色なのでそこまで気になりませんが。
実は結構沈んでますがこの視認性!
数時間投げ込んでも意外に丈夫!剥がれない!これはうれしい誤算でした。
もっと簡単にズボラにやるつもりだったチャート塗装作戦でしたが、どうせやるならと、思った以上に大作戦になってしまいました笑
でも結果は大満足!特別なルアーを1つ手に入れる事が出来ました。
今後はこの仙人モードチャートタイニーで魚を釣って、さらに特別な物にしたいですね。
では。
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